NEWS

お蕎麦のこと

農作物としてのお蕎麦は「在来種」と「改良種」に分けられます。

「在来種」・・・その土地に長い年月をかけ根付いた昔ながらの品種、濃厚な味わいと香りの強さが特徴。天候や虫害に弱く小粒なので非常に生産量が少ない。

「改良種」・・・安定した供給、生産量を増やすため、農業試験場で実の肥大化をさせて、天候や虫害に強い種へと改良された品種。

在来種と改良種では当然、改良種の方が種として強いので虫媒花である蕎麦は両者が交配してしまうと在来種は負け改良種へと染まってしまいます。福井県は生産量を増やすことではなく、自分たちが美味しいと信じた昔ながらの在来種を県レベルの規模で守り続けている貴重な産地です。